麦のおもらし

ドイツで細々と生きるズボラ主婦がもらす、インテリアや収納やなんやかんや

〈整理の落としどころ〉減らしの呪縛と実際問題

再び、整理の話をさせてください。

 

整理、大事。

夢に描く、素敵なお部屋に近づくための、はじめの一歩。

数学の世界でいうと、数字を書く練習みたいなもんです(麦は数学はいつも赤点でした)。

 

〈整理の落としどころ〉

整理=自分のテリトリーに存在する物を、自分が管理できる量にすることでした。

整理をすると、家の中がスッキリして、掃除も簡単にできるようになります。身軽になったような気分にもなれます。

 

管理できる量が多ければ好きなものに囲まれた楽しい暮らしができるし、少なければ掃除もカンタン、気楽に暮らせるし、物がなければ…管理する必要すらありません

 

水道水を手にためて飲むような生活💧、麦はご勘弁なので、物がない、というのは、難しそうです。

 

物が多くても管理できる方🌹は、整理について考える必要もありません。自然に出来ているのだから。お気に入りを飾って、そのホコリを取り除く時間すら愛でられるのだから。…うらやましい。

 

ミニマリストまっしぐらなら。物を持たないことが快感🍒になるので、管理に気を配るほど物は増えないはず。ミニマリストのMは、何のMか🤔

 

本当はたくさん管理できるのだけれど。

実は、ミニマムに暮らしたいのだけれど。

家族やなんかと暮らしていたり、忙しくて時間がないと、なかなか自分の理想通りにならない

そういうこともあります。

 

整理というのは、その後に続く動線、収納より、ずっと個人的なもののようです。

それぞれ理想も違うし、出来ることも違います。

 

ということは💡まず、自分にとっての整理の落としどころを知る必要があります。

 

他人のことはよぉく見えるけれど自分の事となると途端に甘くなる都合の良いフィルターのかかったそのまなこ👁をヤスリで磨いて(痛い!)、己を見つめるのです。

 

麦は、30年以上生きたある日、ふと己を見つめました。

きっかけは、多分、家にが来て、それまでのように床に物を放置できなくなったことだと思います。

フローリングの隙間から湧いてきてんのか?と思うくらい、部屋中が毛だらけになったのにも、驚きました。

 

犬の毛にまみれながら、気づきました。

私、持てない。

ついでに、世の中の大半の人は、物が多すぎると管理しにくくなるし、少なすぎるとちょっと暮らしにくいと感じるのではないかしら…

程度の差はあれ、中間層の圧倒的勝利は確実(そして麦は、中間層の底辺だ)!

 

〈少ない方が確実にラク。でも…〉

減らせー減らせーとにかく減らせーーと、呪いのようにすり込まれる昨今。

今使ってないものは捨てる、とか、ときめかなかったら、サヨナラとか…ちょっと、切ないです。

 

使ってなくても、持っておいて良いものもあるだろうし、ときめかなかったら……やっぱ、要らんかも😑

 

絶対に手放さない方がいいもの、手放せないものが、一人ひとりにあるはずです。もし、今はなくても、生きていればそのうち発生するはず。

手放せないものがあるって、幸せなことカモ🌱

 

減らしの呪縛に囚われて、自分の大切なものを見失ってしまったら大変です!

それに、単純に、なんでもかんでも捨てまくったら、もったいない

 

でも、どうも家の中には謎の物があふれていて、暮らしにくい場所があるなぁ🤔という場合には、やっぱり物の量を調整しなくてはいけません。

結局、減らすのです。

散々ごちゃごちゃ言って、結局、減らすのです。

 

結局減らすのだけれど、

できれば、減らす基準は人に決められたものじゃなくて、自分で持っていたいなぁ。

と、思ったのでした。

 

麦は小心者です。

減らす作業には、ちょっとした後悔、だとか、申し訳ない、だとか、自分はバカだ、とか、後ろめたい、とかなんとか、負の感情がつきまといます。

自分にとって、何回もしたくなるような作業ではないのです。

 

 

〈減らし方〉

圧倒的多数を占めるであろう中間層は、減らさなくてはいけません。

かといって、減らす基準は自分のものだし、減らしゃいいってもんじゃありません。

どうやって減らしましょう?

 

麦は、偉大なる先人たちのメソッドを、いいとこ取りで拝借いたします。

断捨離やらこんまりやら○○さんちの整理術(いっぱいある!)みたいな実践・具体例系から、禅や侘び寂びなどの思想系、なんでもいい。

自分に都合の良さそうな所だけいただきます😋

 

これだけ色んな本があって、ネットで検索すればいくらでも情報が手に入るのだから、麦が今さらドヤ顔でお伝えできることなんて、ありゃしません。

オリジナリティは他のところで発揮…できるかどうかは知らんけど、手っ取り早く進めます。

 

例えば、そっち系の本を読み漁った麦が、ドイツまで持ってきた本はこれ。

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言わずと知れた大ヒット作、『わたしウチには、なんにもない。』の第2巻です(1巻から全部読んだけど、2巻以外は売った)。

この本は非常に極端なのだけれど、

減らすモチベーションを高めるのと、減らした量をキープするモチベーションを保つ、の両方に効果的☆

 

 

〈整理の落としどころを気にしつつ、減らす作業をする〉

何かに取り憑かれたように🧟‍♂️🧟‍♀️一気に減らさなくても、少し減れば視界はぐっとクリア👁になって、次が見えてくるはずです。

勢いづいて捨てまくって、後であちゃー🙈となるのも、防げるでしょう。それがもう一度手に入れることが難しいものだったら、大変です。

 

減らす作業をして…

もうしなくてもいいように、物の出入りに敏感🍒になったら、もぅこっちのもんです🎊