地下鉄で音ゲー 〜ドイツ(デュッセルドルフ)の地下鉄のマナー
地下鉄の駅では、地下鉄の車内と駅は禁煙です、という放送が、自動で繰り返されています。
それだけです。
まもなく電車が参ります、も、扉が閉まります、も言ってくれません。
〈地下鉄のマナー〉
放送では特に何も言ってくれませんが、地下鉄にはステッカーが貼られています(路面電車やバスにも同じのが貼ってある)。
どうやら、匂いを発するほかほかした食べ物や、アルコールはダメということのようです。
サンドウィッチやパン、タッパに詰めた野菜スティック・果物などはみなさん車内でムシャーと食ってらっしゃるので、そういう冷たい系はどうやら許容範囲のようです。
みなさん車内での飲み喰いが激しいため、座席にはパン屑や食べカスが積もり、床はこぼれた清涼飲料水でベタベタだったりします。
座る前に、座面の様子と、床のベタつき具合をチェックするのがよろしいかと思います。
たまに泥酔したおじさんがビールを飲みながら1人で喋っていたりもするので(ステッカーどした)、周りに注意して乗車するのがよろしいかとも思います。
麦はそういうおじさんには、だいたい話しかけられてしまいます。
携帯電話の使用についても、特に何の注意もありません。
みなさん盛大に着信音を鳴らし、大声で通話中です。
日本ならマナーモードにして通話はご遠慮、パリならトラブルの元になるから迂闊にスマホを使うな(強盗!?こわー)、と書いてありますが、デュッセルドルフでは何も書いていません。
では、デュッセルドルフの地下鉄の車内で派手に音ゲーをしてみたら、どうなるのでしょうか。
〈走行中の車内で音ゲーをしてみたら〉
秋休み、息子はドイツ赤十字主催の、カナヅチのための水泳教室に通っていました(少しマシになったものの、カナヅチのまま終了)。
保護者が送り迎えをすること、とあったので、麦も息子と一緒にプールに通いました。
そこで仲良くなったお友達と、一緒に地下鉄に乗って帰るようになりました。
そのお友達、空いているとはいえ、車内でかなりの音量で音ゲーをします。音ゲーをしながら、2分に1回くらい息子の名前を大声で叫びます(仲良くなって、ヨカッタネ…)。
お友達の保護者は何も言わないので、麦はこれは大丈夫なのか、ほかのお客さんに怒られはしないのかとハラハラしながら見ていました。
麦がハラハラしている間も、お友達は音ゲーをしながら、2分に1回くらい息子の名前を大声で叫びます。ナカヨクナッテヨカッ…
駅で電車が停まり、乗り込んできたおじいさんが1人。
ガラガラの車内で、よりによってこのクソ騒がしい一角に座りました。
麦はハラハラ、もう脇汗じっとりです。
〈おじいさんは、どうしたか〉
おじいさんは、じっと音ゲーの画面を見て、
麦に「oh この曲ね!♫♪♫♪」と目で話しかけ、
座ったまま踊りはじめました(ノリノリ)🦑
ホッ(*´꒳`*)
でもやっぱり、地下鉄で音ゲーは、やめといた方がいいんじゃないかな。