〈ドイツの学校のクリスマスコンサート〉息子、ソリストになる
息子とコーラス
うちのあほの息子は、学校でコーラスをしています。
週に一度、2時間程練習があります。
普通に学校がある日に、コーラスの人たちだけ二泊三日の合宿に行ったりしていたので、多分結構気合の入ったものなのだと推測されます。
麦はドイツの学校のことがまだまだよく分からないので、推測だらけなのです。
息子の学業成績はファンタスティックに壊滅的ですが(これは推測ではない)、コーラスでは多少役に立つようです。
彼はピアノとソルフェージュ(音楽理論のおべんきょーと訓練)をやっているので、コーラスの楽譜を見た瞬間に、ピッタリの音程で歌うことができます。
オマケに、人前で歌うことに一切ためらいがない。
朗々と歌います。
先輩たちにも、すごく可愛がってもらっています。
息子は小さいので、髪の毛をごしゃごしゃされます。
ナルホド、学校という場所で、シラミの感染がなくならないわけです。
クリスマスコンサート🎄
今はクリスマスシーズン真っ盛り。
学校のコーラス隊は、クリスマスコンサートを開催します。
3回もやります。
高級ホテルのロビーと、学校と、教会。
似たようなプログラムで、3回もやります。
楽器の得意な生徒たちは、オーケストラとして参加するようです。
ハープを弾く生徒がいることに、麦は驚愕しました。
しかも、とても上手で、しかもしかも、2人いた。
もっといるのかもしれない。
学校の近くの教会(学校関連の式典はいつもそこで執り行われる)の大人のコーラス隊と一緒に歌ったり、子供たちだけで歌ったりします。
楽器だけの演奏もあります。
1時間半くらいかかります。
大ボリューム!
最後には、お客さんも一緒に歌います。
麦も口をパクパクさせ、ハリ〜ル〜ヤ〜♫と歌います。
息子、ソリストになる
1回目のクリスマスコンサートの直前、ポロリと息子が言いました。
オレ、ソロパートあるんだよね。
フランス語で。
麦は耳を疑いました。
ソロパートは、曲の一部分だけだろうから、まぁいいでしょう。
でも、フランス語🇫🇷はマズいでしょう。
家ではちょろ〜と練習していただけだし、どう考えても、マズいでしょう。
ぼんじゅ〜、ぼんそわ、めるしー、しか知らないでしょう。
夫と麦は、不安なままコンサートを見に行きました。
プログラムをもらって見てみると、ソリスト、の所に息子の名前がシッカリと載っています。
めずらしく、つづりも合っています(だいたい間違われる)。
ハラハラしながら見ていると、ソロパートを歌う曲で、計3名(息子含む)のソリスト達が前に出て来ました。
そして、マイクが設置されました。
マイク…🎤💦
息子は平気な顔です。
ヤツは緊張したりしないのです。
ヤバい、という感情をどこかに置き忘れて来たのです。
…そして、ブログのネタになるほどの事もなく、息子は可愛らしい声(歌声は可愛らしいのです)で、いたって自然にフランス語らしきものを歌ったのでした。
お客さんたちも、ほぉわ〜(*´꒳`*)みたいな声を出しつつ喜んでくれていました。
ほっ。
そこまで真剣に聴いてるのは親だけだとはわかっていつつも、ほっ。
バラを一輪もらえました🌹
クリスマスコンサートも、残りあと1回。
麦もあと1回、パクパク、ハリールーヤーして来ます。