〈息子の歯科矯正①〉歯医者ビルに潜入
どこからどう見ても治さなくてはいけない向きに生えている歯が、息子には2本ほどありました。
歯並びは遺伝するそうですね。
夫は矯正をしていないのに、ほぼ真っ直ぐです。
麦は強烈な八重歯と共に大人になり、息子が幼稚園のときに矯正を始めました。
なので、今はまぁまぁ、真っ直ぐです。
麦の歯並びが息子に遺伝したわけです。
〈息子、ついに歯科矯正を始める〉
息子は、前歯の向きが明らかにおかしいのです。
日本にいるときから、そのうち矯正しなきゃなぁ〜とは思っていたのですが…
ドイツの小児科に腹痛でかかったときなんかに、日本と同じように、心臓の音を聴いて…アーンして…
そこで必ず言われます。
身体は大丈夫だけど、早く矯正して。
…デスヨネ。ソウシマス。
この流れは、麦が日本で皮膚科に行った時のことを思い出させます。
足の裏にできた魚の目を取ってもらいに行ったら、女医が麦の顔面をしげしげと見つめて、
で、そのシミはどぅすんの??
と言いました。
魚の目を取ってもらいに行ったのに。
…デスヨネ。トリマス。
処方されたハイドロキノンで薄くなりましたが、まだバッチリ残っています。
とにかく、息子の歯も全部生えかわったことですし、やっとこさ矯正を始めることにしました。
〈ドイツの小児歯科〉
矯正の前には、歯のおそうじをした方がよろしい。
というわけで、まずは小児歯科にてクリーニング。
日本では、コンビニより歯医者が多いと言われるほどの歯科乱立時代ですが、ドイツもそんな感じです(コンビニはないけど)。
歯医者だらけ。
そして、歯科は進化しています。
息子の小児歯科に行ってビックリ!
ビルが丸ごと歯医者で…
ビルの入口を入ると、受付をするホテルのフロントのような場所。
えらいこっちゃ
シャレのめしています。
なにやらものものしい鳥たちのオブジェがお出迎え
各階ごとに、専門分野の違う歯科が入っています。
小児歯科の階まで行くと…
小児歯科の入口
なんてこった、楽しそう!
麦のテンションが上がります⬆︎
待合室の立派すぎる遊具
待合室!なんて楽しい待合室!!
麦のテンションが上がります⬆︎
息子はずっとスマホをいじっていました。
つまんない⬇︎
でももう12歳になるので、滑り台をおすべりしていたら、それはそれでちょっとこわい。
診察室
診察室は宇宙的イメージ。
どデカいロケットや、スターウォーズ関連のフィギュアが置いてある。
天井にはめ込まれたモニターでは、ミニオンが流れていました。
歯のクリーニングは、こことは別の部屋で行われました。
息子だけ連れていかれたので、残念ながらそちらの部屋の内装はわからず。
クリーニングは保険が適用されず、€60ほどでした(うちの健康保険は、公的保険)。
〈矯正歯科〉
矯正歯科も同じビルの中です。
こちらはぐっと大人っぽく…
待つところも、
診察室も、
Vitraのショールームかな?
という趣。
というか、そのもの。
インテリア好きの麦のテンションが上がります⬆︎
息子は、
ハリガネのツァーンシュパンゲ(矯正器具…自然に増えてゆく子どもの不思議なボキャブラリー)は絶対ヤダ‼️
と主張していました。
そう思うのも、当然です。
麦が矯正でもがき苦しんでいるのを、間近で見ていたのですから。
麦は、アゴが小さいために健康な歯を4本抜き、かなりのスピードで動く歯、並びに歯の根元の骨の強烈な痛みに、悶えました。
動く時期には、メシメシ、ギリギリ、動くのです。
思い出すだけでゾッとします。
ロキソニンを、こっそり2粒のみました。
フツーのハリガネの矯正器具だったので、見た目も怖い。
無邪気な子供達に、ソレなに?と聞かれます。
アァコレ、コレはハをマッスグニする、ドウグだヨ…
ハリガネのせいで口内炎だらけの口で、何回答えたでしょうか。
こんなにひどい口内炎が続いて、将来無事でいられるはずがない、と思いました。
O157も、矯正も、出産より痛かった。
しかも、矯正は長く続く。
息子がハリガネはムリ、と言うのはナットク(*´꒳`*)
お値段次第ですけどねっ。
そんな息子が歯医者さんから提案された矯正方法に、麦家はびっくり仰天しました。
つづく…