〈マヨルカ島でクレッターン〉このアクティビティ、日本語でなんて言うの?ジップライン??
コレです
〈息子、クレッターンのとりこになる〉
夏休みになる少し前、Wandertagだからお出かけします!とかいうお知らせを、息子が学校から持って帰って来ました。
電車で30分くらいの街にクラスのみんなでお出かけしてクレッターンします!ヤッホー!!
みたいな、テンション高め⤴︎のお手紙でした。
おまけに、€17持ってきて先生に渡せ、と書いてある。高い。
ハイキングの日、みたいな感じかなー?と、ドイツ語とドイツ文化に疎い麦家では解釈しておりました。
遠足やろ、と。
クレッターンて、登るって意味だったよなぁ…
さてはアスレチックみたいなやつやな💡
と麦は思っておりました。
手紙には、革の手袋があれば持って来てくださいとも書いてありました。
フツー、子どもって革の手袋持ってんの??
素手で行ってこい、と息子を送り出しました。
さて、クレッターンから帰って来た息子は興奮冷めやらぬ様子で、
①命綱っ!命綱があるからねっ、大丈夫なようになってんのっっ!!6メートルでもねっっ!!
②すっごい渋滞しててね、なかなか進まなくてイライラしたー!!
③背の高さによって行けるコースが違ったよ!
④アイスはチョコにした。
というようなことを、一生懸命、何回も話してくれました。
興奮して要領を得ない上に、①〜④を熱っぽく繰り返すので、麦はキレました。
しつこい。
④に関しては、いつもそうなのでわざわざ教えていらん(帰りにみんなでアイス屋さんに寄る、も予定の中に入っていた)。
①〜④を聞いてもまだ、あみあみをよじ登ったりするアスレチック+ちょっとしたジップラインもあるらしい、みたいなのを麦は想像していたのです。
なんなら、6メートルとはまた盛ってきたなー笑、なんて思っていたのです。
とにかく息子は、クレッターンのとりこになったらしい。
1日に5回は、
ねぇ、クレッターン行かない?
と誘われるようになってしまいました(返事はもちろん、行かない)。
〈世界中で増えてるクレッターン…ジップライン?もちろん日本にもあります〉
噂のクレッターン、日本ではフォレストアドベンチャーという名前で各地で展開しているようです。
フォレストアドベンチャー湯沢中里のHPには、
–フォレストアドベンチャーとは、専用のハーネスをつけて森の木から木へ空中を移動していく、フランス発祥のアウトドアパーク
–最大の特徴は、自分の身の安全は自分で責任を持つ、ということ
と書いてある。
子供の自立心を育成するのに大いに貢献するんですってよ。
家で過ごす時間が至福な麦、アウトドア事情にはまるで通じておりません。
ジップラインなんて、酔狂な若者がメキシコあたりで調子に乗ってやるヤツだと思っていました。
こんな崇高な志を持ったジップラインがあったのね。
€17の遠足で、うちの迂闊な息子はそんな危ないこと、やってたのね。
〈わざわざ、クソ暑いマヨルカ島でクレッターン〉
マヨルカ島へ出かける前に、お楽しみアクティビティを何にしようかと考え、調べていた夫。
Jungle Parc という、クレッターン場(?)を発見しやがりました。
マヨルカまで行ってクレッターン⤵︎?と、麦はJungle Parc に対してどうも前向きな気持ちになれない。
というわけで、息子には
Jungle Parc か Water Park のどちらかを選んでもらうことにしました。
どちらも入場料が高いのだ。
こんな楽しげな写真を見たら、ウォーターパークを選ぶに違いない…
と麦は予想していたのですが、息子は
うわー、迷う〜!
でもっ、うんっ、決めたっっ、Jungle Parcにするっ♬
え、アラ、そうなの…?た、楽しみやねぇ…
クレッターンに消極的な麦は、心なしか小声になりつつ、暑そうで虫も多そうなマヨルカの森に行く覚悟を決めたのでした。
そうだ、息子はカナヅチだった。
というわけで、行きました。
JUNGLE PARC Mallorca
ココです
暑い。
全く海が見えない。
めっちゃ空いとる。
1人€19もすんのか…
受付で、身長135cm以上のコースに申し込みました(小さい人用のコースと大人コースもあり)。
活動中の写真は、写真係の人が撮ってくれます。
€25で買えます。結構たくさん撮ってくれます。
全部自分の責任ですの署名をし、おトイレを済ませます。
おトイレはとてもキレイです。
係の人が、我々のおまたとボディにハーネスを装着してくれます。
かなりグッとしまります。
トレーニングと説明を受けます。
命がかかっとるので、係のお兄さんは、ポケーとしている麦にキレ気味です。
Lady.💢This way.💢💢
トレーニングを終えると、スタート地点に立っています。
ポケーとしていて気づきませんでしたが、すでに木の上です。
高いです。
6メートル、盛ってなかった。
高所が怖い夫の腰が引けています。
経験者の息子は、調子に乗ってどんどん進みます。
こういう時の子供の万能感というのは、スゴイですね。
すっかり臆病になってしまったアラフォーとしてはうらやましくもあり、めちゃウザくもある。
パンツもはみ出す勢いで大満喫
万能感に酔いしれる息子がわざわざ難しいコースをチョイスし、ハーネスの付け替えが出来なくなっています。
それを見た夫がキレています。
なんせ自立心を育成するやつなので、手助けできないのです(物理的に)。
息子も、自分でどうにかするしかありません。
イライラしたくない麦は、さっさと進んで2人と距離を取ります。
高い。
怖い。
暑い。
早く終わりたい。
ふと今から渡るユラユラした丸太を見ると、見慣れない姿をした蟻が無数に歩いています。🐜
ひぃぃ。
早く終わりたい。
このブログも長すぎる。
コレホンマに行くの?という表情でぶらんこに座る
なんとか全員自分の責任で終了…
暑い。
両親はくたくた。
終了後
楽しかったですよ、良い経験でした。
暑かったです。
麦家は昨夜マヨルカ島から家に帰って来たのですが、今朝息子が麦に言った言葉は…
今日クレッターン行く?♬
でした。
行かない。