〈シンプルライフの敵〉祭と旅行は物を増やす
マヨルカ旅行でつくづく思ったのですが…
〈物が増える時〉
麦は掃除が壊滅的に苦手です。
めんどくさいのです。
シンプルライフを目指す、というほどの志もなく、なんならシンプルライフという言葉の意味もわかるような、わからんような、というザマです。
とにかく、家の中の物を増やさないように気をつけて生きています。
物が増えると散らかりますし、ホコリがたまりますからね。
コップ1つ買うにも、確たる根拠(?)と揺るがない決意が必要です。
息子が変なものを欲しがった時には、アホか、の一言で切り捨てます。
容易に物たちに玄関をまたがせてはならん、と麦はハリネズミのように気を尖らせて生きているのです。🦔
にも関わらず、やたらに大らかな気持ちになり、嬉々として家に物を持ち帰ってしまう時があります。
祭と旅行です。
〈ケース1:祭〉
お祭り…
焼きそばやたこ焼きも食べたいし、綿あめやリンゴ飴も欲しい!
ラムネも飲む。
子どもはくじ引きや射的もしたいし、スマートボールもしたいですね。
絶対にもらえない景品(ゲーム機本体とか)に目を眩まされるわけです。
金魚や亀などのナマモノに手を出す場合もあります。
お祭りでもらえる景品って、ブームの去り果てたハンドスピナーとか、投げたら窓にくっ付くヤツとか…ねぇ。
ドイツでも似たようなもんです。
ブームの去り果てたハンドスピナーとか、スライムとか。
麦家が暮らすデュッセルドルフには、毎年夏休みが始まる頃に、大きなキルメス(移動遊園地)がやって来ます。
この大きさで移動とは
キルメス楽し
キルメスには乗り物もたくさんありますが、食べ物屋さんやゲーム系のお店もいっぱい。
よくあるのが
こういう競馬系のお店。
ボールを穴に入れると馬が進んで行き、1着になると景品がもらえる、というもの。
*ぶら下がっているフラミンゴやらの大物は、1着になってももらえません。
この店は馬ではなく、ラクダが進みます。
大人も子どもも、無駄に真剣に挑む。
思わず麦も、息子の応援に力が入る。
なかなか1着にはなれない。
ところが
キャー!ヤッター!!1着!!!
ぬいぐるみゲット
ほら来た。
普段なら絶対に買わない羊がうちに入りますよ。
〈ケース2:旅行〉
記念
この言葉が威力を発揮する時…それは、旅行。
旅先でこの言葉が出ると、麦はもう、ひれ伏すしかありません。
思い出
この言葉にも、ひざまづきましょう。
今回のマヨルカ旅行には、ビーチタオルやレジャーシートの類いを持って行かなかったのです。
ホテルにビーチタオルくらいあるやろー、と思ったのです。
でも、なかった。
なので、みやげ物屋で購入することにしました。
記念になるし、ちょうどいいな〜♪
マヨルカ!ってかんじのビーチタオルがええなぁ〜♫
なんて言いながら。
ほら来た。
かさ張るビーチタオルがうちに入りますよ。
とりあえずソファにひいてみたり。
ホテルのプールサイドで、デポジットを払えばビーチタオルを借りられることに気づいたのは、その何日か後でした。
暑い島にいると、俄然テンションが上がる麦。
夫にマラカス2本渡されたら、こうなっちゃう
↑ここは、チャチ、いやチープな雑貨を売っているALE-HOP というお店です。
そこで、ついつい…
ほら来た。
わけのわからん物がうちに入りますよ。
ALE-HOP(アレホップ)は、スペインの雑貨屋さんらしい。
スペインとポルトガルにあるようです。
麦は春にポルトガルに行った時にも入ったし、その時は何も買わずに出て来られたのに。
歯のやつは、春に見た時から気になっていた。
歩きます。
…真夏の太陽、リゾートの風、おそろし!
ALE-HOPは、フライングタイガーから素朴さ?を取り除いたような感じのお店です。
家族旅行…
父親にとっては、我が子に父としての威厳を見せるチャンスでもありましょう。
父親達は、張り切って子ども達の期待に応えます。
UFOキャッチャーで。
幸いなことに、ドイツには日本ほどUFOキャッチャーはありません。
たまにあっても、たいていものすごくくだらないゴミみたいなもんが入っています。
でもやっぱり、リゾート地マヨルカには、そこら中にあります、UFOキャッチャー。
残念ながら。
そして、UFOキャッチャーを見ると、
アレ!アレ取ってーー!!
と子どもが騒ぎ出すのは万国共通のようです。
息子も言いました。
ここでぬいぐるみ取れたら思い出になるよねっ!
というわけで、↓こうです。
父としての威厳を見せる夫と、側面にへばりついて応援する息子
観光地にあるこの手の機械のホールド力、というか、握力というか、そういうのはゼロなので、何回もチャレンジすることになります。
この人たち(夫と息子)の前には、英国人のパパが娘のために€10以上を費やしておりました。
うちも€5は費やしたでしょう。
息子は欲しかったぬいぐるみを手に入れ、夫は父としての威厳を保つことができた(はず)!
ほら来た。
ラマがうちに入りますよ。
そして、帰りの空港でラストスパート。
すごい顔のタコ(キーホルダー)と、
いくらの軍艦巻きのぬいぐるみも買いました。
祭と旅行で、いろいろうちに入りましたよ。