〈息子はツアーガイドさん〉ハノーファー日帰りの旅
みなさん、こちらデスよ〜‼️
ガイドさんとして旗を振る(つもりの)息子
夏休みの終わりを飾るべく、お出かけを連発した麦家。
ルクセンブルクに行ったときには
着くまで息子は、ずっと文句を言っていました。
一度行ったことのある所には行きたい気分じゃないとか、何とか。
車内は険悪ムード。
着く頃には諦めて通常モードに戻った息子ですが、こういうことに関しての麦の恨みは深い。💢
じゃあ次に出かけるときは、おまえが行き先から何から全部計画立ててプレゼンしてみろっ💢💢
家族全員(犬はしゃべらないので両親のみ)納得させられたらその通りにしたるわっっ💢💢💢
となりました。
息子は、散々ダメ出しされながらもなんとか家族を納得させ、計画は実行されることに。
計画書超アナログ。 最初から最善を求めてはいけない
行き先はハノーファー。
息子が初めてツアーガイドとして我々をアテンドします。
さて、息子ツアーは星★☆いくつになるでしょう…?
〈計画①ランチは上々〉
世界中どこへ行ってもスパゲティを欲し、家族の反感を買う息子。
せっかくなのでご当地モノを食したい両親と、いつでもアラビアータを食べたい息子との、くだらなく激しい口論が勃発します。
さすがにあのアラビアータも、この日はツアーガイドとしての自覚を持って、ランチのお店を選んでおりました。
ガイドさん指定の駐車場に車を停めて向かったのは、駐車場からすぐのお店
BAVARIUM です。
Bavarium - Wo Gutes noch gut ist
トリップアドバイザーなどで高評価だったらしい。
両親の懐具合も考えて、高くないお店を選んだとか。
店内の雰囲気も良く、屋外のビアガーデンも気持ちよさそうです。
この日は暑すぎましたし、外で食べると蜂や蝿にたかられますので、ガイドさんは屋内を選びました(ドイツ蝿だらけ)。
俺ヴァイスヴルストヒェンとポメス(白ソーセージとポテト)にする
と、ガイドさんが我々より早くメニューを引ったくり、一番に注文を決めました。
麦、星をひとつ減らす。
このアルプス的内装、白ソーセージ、店員さんのユニフォーム、ビールの銘柄…
ガイドさんが選んだのは、南ドイツババリア料理のお店でした(麦はお店の名前を見ていなかった)。
デュッセルドルフから見て、ハノーファーは北。
わざわざ、北で、南の料理をいただきます。
夫はポテトスープとプレッツェル🥨、麦は魚。
ガイドさんは
コレめっちゃうまいんだケド
と、イマドキっぽく喜びながら、白ソーセージをあっという間に平らげました。
どれも美味しかったのですが、ドイツ料理というものは食べながら浮腫んできそうなほどしょっぱい。
完食することはできませんでしたが、お値段も程よく、大満足。
残った料理は、もちろん持ち帰ることができます。
ガイドへの評価
夫★★★★★(イタリアンじゃなかっただけで満足)
麦★★★★☆(お店には満足、ガイドさんの気づかいに少しだけ不満あり)
〈計画② 街歩きはちょっと不安〉
お腹がふくれたので、ハノーファー市街観光の始まりです。
計画書通りに行くと、一度車で少し離れたところまで行って、また同じ場所に戻ってこなくてはならないようです。
その点を指摘すると、
スミマセンが、ここら辺の観光から始めたいと思いまス…
ガイドさんは、アッサリ計画を変更。
大らかに受け入れる夫と麦。
初めてのツアーガイドですからね、そんなこともあります。
麦は笑顔で星をひとつ減らす。
では、レストランの近くにあるオペラ座前からスタート!
第二次世界大戦の爆撃で、屋根が抜け落ちたままになっているエギディエン教会。
エギディエン教会についてノーマークだったガイドさんは、現地で必死でググる。
ハノーファーと広島市は、姉妹都市です。
エギディエン教会には、日本から贈られた平和の鐘が吊るされているそうです。
鐘の音が、暑いハノーファーの街に響いていました。
こちらが立派な市庁舎で〜す。
ドイツでは、とりあえずRathaus (市庁舎/町役場)とナビに入力すると、その街の真ん中まで行ける感じです。
Markthalle (マルクトハレ・市場)の近くで、こんな看板を発見。
詩人、Ludwig Hölty がここに住んでいたそうです。
シューベルトもブラームスもメンデルスゾーンもモーツァルトも、彼の詩を音楽にしたのですって。
へぇー。
こちらがLeineschlossで〜す。 (ライネシュロス)
大きい!
旧市街に入りま〜す!
ドイツっぽいです。
昼のドイツ飯のせいで喉カラッカラになったため、売店で水を購入。
ハノーファーの旧市街で見たウドンは、ナルトすらのっていなかった。🍥
マルクト教会周辺で〜す!
建物が、キレイですねっ!!
ガイドさんはグーグルマップを見ながら、ハノーファー市街を案内してくれました。
しかし、ガイドをイマイチ信用していない夫は、自分もグーグルマップを見ては、何やかんやと言いたがるのでした。
ガイドにリスペクトをっ💢
麦は何度も、夫に注意を促しました。
ゆっくりと歩き回って、1時間半程だったでしょうか。
ハノーファーのお散歩、とても楽しみました。
ガイドへの評価
夫★★★★★(なんとなく、全部見られたような気がするから)
麦★★★★☆(リサーチ不足を感じる場面があったため)
〈③Herrenhäuser Gärten は失敗!〉
市街地の観光を終えた麦家一行は、ガイドさんに連れられて車に乗り込み、Herrenhäuser Gärten(ヘレンホイザー王宮庭園) へと移動しました。
市街地からは、数キロメートルほど離れています。
ヘレンホイザー王宮庭園はハノーファー王家の遺産であり、4つの庭園で構成されているそうです。
ガイドさんが我々を連れて行こうとしていたのは、その中でも有名なフランス式庭園。
はーい、コチラが、フランス式庭園……アッ……
ガイドさん、犬ダメの印ついてます。(麦)
……ゴメンナサイネ。
というわけで、フランス式庭園には入場せず。
ガイドへの評価
夫★★★☆☆(近くまで行けたから)
麦☆☆☆☆☆(入れなかったから)
ガイドさんがピンチを迎えました。
これでは、次の仕事につながりそうにありません!
しかし、Herrenhäuser Gärten の中で、ヴィルヘルム・ブッシュ博物館の看板を見つけて…!?
次回、ヴィルヘルム・ブッシュ博物館に潜入。
ガイドさんの名誉は挽回されるのか!?
注)ヴィルヘルム・ブッシュとは、ドイツでとても有名な絵本を描いた画家です。