麦のおもらし

ドイツで細々と生きるズボラ主婦がもらす、インテリアや収納やなんやかんや

〈ドイツでふらふら〉世界遺産・ゴスラーの街をふらふら

ドイツって世界遺産だらけで、正直有り難みも感じなくなってきがちです。

 

しかし、世界遺産・古都ゴスラーは、とても素敵な場所でありました。

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服がやかましい母子

〈ゴスラーってこんなとこ〉

赤いピンが、ゴスラーです。

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ドイツ中部のニーダーザクセン州にありまして、麦家が暮らすデュッセルドルフ(青丸)からは車で4時間ほどかかります。

電車なら、ハノーファーからアクセスするのが便利とのこと。1時間位で着くそうです。

 

ゴスラーのあるハルツ地方は、山が多い。

 

ライン川のすぐ近くに住む麦家の周りは真っ平ら。坂道すらありません。

ハルツ地方に近づくにつれ、麦家の面々は「山」「山やな」「山がある」と口々に呟き、久しぶりに見る山に興奮を隠せないのでした。

 

ハルツ地方にあるブロッケン山(ドイツ北部の最高峰)には、魔女や悪魔が集って祝宴をあげるという言い伝えがあるそうで、そっち系のお土産物が売られています。

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土産物屋の軒下にぶら下がる魔女。高いな

 

「ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム 」は、世界文化遺産に登録されています。

 

ランメルスベルク鉱山掘ってウハウハ(10世紀後半から)→近くのゴスラーの人たちの家が豪華に→経済衰退ションボリ(16世紀半ば)→豪華になった家がそのまま残る

 

というわけで、人々は現在もゴスラーの昔ながらの街並みを散策することができます。

 

もちろん、ランメルスベルク鉱山を見学することもできます。

トロッコに乗って坑道を進んで…という穴好き麦にはたまらない系のツアーもあるらしいのですが、入らず。

 

ゴスラーの街をふらふらと歩いてきました。

去年の夏、コロナが一段落していた時です。

 

〈街中は観光地ムード〉

ゴスラーの人口は約5万人と、それほど多くない。

しかし、夏休み、良い季節とあって、ロックダウンから解き放たれた人々で街は大賑わい。

観光客だらけでした。

 

街の中心の広場、マルクトプラッツです。

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ドイツ中世の薫り漂う

鉱山の歴史に関連したお人形が出てくる仕掛け時計があるそうですが、知りませんでした

 

ふらふら歩いていると、他にも可愛らしい広場があったり

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なんとも良い感じです。

 

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記念撮影スポットもあります。

 

ゴスラーのマンホールは
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おはなさん暑いのね

こんなのです。かわいい。

 

〈ゴスラーはここからがいいトコロ〉

街中も良いのですが、ゴスラーはここからです。

繁華な場所を出て、民家が建ち並ぶ道に入っていきましょう。

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いきなり人が減る

木組みの家が続きます。

そんな場所はここでなくても多々あると思うのですが、ゴスラーの家は
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先ほど申し上げたように、ランメルスベルク鉱山のおかげで豪華なのです。

凝った装飾が至るところに見られます。

豪華と言ってもベルサイユ的豪華さではなく、素朴な手仕事系豪華さです。

(何もしてないのに)お疲れ気味の麦には、こちらの方がグッと来ます。

 

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左の建物。赤いドアはどのように使うのだろう?

 

ゆるい坂道をふらふら上って行くと、一際大きく、重厚なお屋敷が見えてきました。
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向こうの方

シーメンスハウスです。

有名なドイツの会社、シーメンス社創設者の祖先の金持ちの商人が建てたお屋敷。

シーメンス社創設者の祖先の家って…

例えば、象印創設者の祖先の家と言われても「へぇ」って感じだろうし…祖先というのが、曖昧さを醸し出すのか?

まぁとりあえず、どうやら創設者はええとこの子だったようですね。

うちの食洗機もシーメンスです。


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Das Siemenshaus 

入り口のドアも素敵です。
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ドアの装飾も美しい。
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伝説の生き物かなんか?

そして、奥行きがすごい。

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ふらふらと坂を下って、街の方に戻ります。

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修復中の家がありました。

元の姿に復元するとのこと。


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やっぱり夏が好き☆と思わせる光景。

 

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お城もあります。

11世紀にハインリヒ3世により築かれた皇帝居城を、19世紀に復元したものだそうです。

 

〈ゴスラーおすすめ!〉

昔ながらの家が並ぶ道は歩いているだけで楽しく、かわいい家の装飾はいくら見ても見飽きない。

 

ドイツの世界遺産の中でもかなり地味な(失礼)ゴスラーでありますが、麦はとても好きです。何回も行きたい。

 

日本からの方にも、ドイツにお住まいの方にも、ぜひ訪ねていただきたい。

 

街歩きが楽しい、素敵な場所です❤︎

〈ショック!〉うちの中で、自分の顔だけが違うことに気づいた日

ずーっと前のことなのですが、夫が会社の忘年会かなんかで、iPadを当てて来ました。

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まだ家にある…使えるのかな、コレ

iPadが普及してきた頃でしたので、麦家は興味津々でいじくりまわしました。

 

早速、カメラで家族3人の写真を自撮りしてみました。

 

画像を加工する機能に、顔を半分ずつ鏡で写したようにする、というものがありました。

顔を左右対称にする、ということですね。

 

なんとなく、使ってみたんです。

その機能を。

 

出来上がった写真を見て、家族3人で大笑い!

真ん中に写った麦、めっちゃ面白い顔になってました!!

爆笑!!!

 

ひとしきり笑ったところで、強烈な違和感を覚えました。

 

麦以外の2人、つまり夫と息子は、元の写真と全く変わっていない

全然変な顔になっていない。

 

コレはおかしい。

ミステリー。

 

はは〜ん、さては鏡効果は真ん中の人にだけ有効なのだな

 

すぐに場所を入れ替えて、やり直しました。

 

左上にいる麦の顔だけが、めっちゃ面白い顔になりました。

 

嫌な予感。

 

もう一度、場所を入れ替えて試してみました。

 

右上の麦だけが、めっちゃ面白い顔になりました。

 

……💬

 

普段、夫や息子の顔をまじまじと観察することはありませんが、そのときばかりは食い入るように見つめました。

 

………判明しました

 

麦を除く2人の顔は、そもそも左右対称な造りなのでした。

義兄が「コレだけ似てたら絶対自分の子だって判るからいいよなーっ!」と言ったほど(明るく失礼でしょ?)、息子は赤子の頃から父親似なのです。

 

麦だけ笑い者になって、損しましたよ。

 

あーあ。

あんな画像加工機能、試さなければよかったな。

 

〈外国語を学ぶための漫画の選び方!〉「恋は雨上がりのように」がオススメな理由

今では公立の学校に通う小学生から、タダで英語を学ばせてもらえるわけですよ。しかも(多分)しっかり練られたカリキュラムで。

今では40歳の麦ですら、中学から学校で英語を学んだはずなのです。高校まで6年間、しっかりと。

 

にも関わらず。

大人になった今の麦の英語がイマイチなのは、一体どうしたことでしょうね。

 

そんな大人は、麦に限らず、たくさんいらっしゃることかと思います。

 

今を生きるいい歳した大人たちは、義務教育だけでも3年、高校も入れたら6年も英語を習得するための時間があったわけです。

なんという時間的ゆとり、なんというゆるやかさ!!

 

それでも、できないものはしょーがない。

 

大人になってから外国語(どこの言葉でも)を習得しなければならないこともあります。

これは必要に迫られているケースが多いように思います(仕事で使うとか)。

可及的速やかに通じる言葉を習得する必要があるという状況です。

カタカナ読みでもなんでも良いので、とにかく通じればそれでヨシ

 

大人ですから、仕事もあるし、なんやかんやとやる事もあるし、学習に使える時間が少ないのです。

仕事とかなんやかんやで、学習に使えるエナジーも少ないのです。

 

そこで、大人たちは考えるワケです。

「ラクして楽しく早く外国語が身につく方法って、ないかな〜?」ってね。

 

まず我々が思い付く方法は、「映画を観る」です。

字幕付きで何度か観て、次は字幕を隠して…みたいな感じでしょうか。

 

しかし、映画を観るのが好きではない人もいます。

麦もその1人です。2時間以上も画面を見続けるのは、辛い。ついでに、大きな音も、恐い。

 

麦は映画を観るのは苦手だけれど、本を読むのは好きです。

しかし、いきなり外国語の小説を読むのはハードルが高すぎる。

 

そこで、

「そうだ!漫画を読めばいいんだ!!」

と考えました。

もちろん(?)日本の漫画です。

 

今、麦が身につけたいのは、ドイツ語です。

 

ドイツでは、沢山の日本の漫画がドイツ語に翻訳され、毎月じゃんじゃん新刊が発行されます。

例えば英語なら、もっとじゃんじゃん発行されていることでしょう。

 

ドイツでも、漫画はMangaです。

マンガ、で通じます。

複数形は、Mangasです。

 

〈とにかくマンガを読んでみよう〉

というわけで、マンガをいくつか購入してみました。麦はマンガ大好きです。

 

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どやっ!

鋼錬・コナン・デスノートは息子のマンガ

 

日本の漫画喫茶で全巻読んだものから、オンラインの無料試し読みで見て続きが気になったもの、読んだことはないけれど気になっていたものまで色々です。

 

いくつか見ていきましょう。

 

まずは、日本にいた頃息子の習い事を待っている間に漫画喫茶で全巻読んだ(上流階級が集う習い事にうっかり紛れ込んだ庶民麦は、コソコソと漫画喫茶に通っていた)「東京タラレバ娘」

麦は東村アキコ先生の作品が好きです(特に「かくかくしかじか」が好きです)。

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あ〜そうそぅ、ここで主人公がこうしてああ言って、絵だけ見ても笑えるわー♡なんて思い出しつつ…

 

よぉ〜しゃべる!!

登場人物みんな、よぉ喋る!!!

 

字が多い❗️

口語が多い‼️

 

面白いので何度も読み返したいのは山々なのですが、麦のドイツ語能力ではキツいです。

 

というわけで、次。

有賀リエ先生の「パーフェクトワールド」

社会人となり、高校時代の同級生で初恋の人と再会した主人公。初恋の彼は車椅子に乗る建築士になっていて…という、大人の少女漫画。

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少女マンガ!

 

こちらも字が多い

建築、障害、おまけに丁寧な心理描写…言葉が溢れてる!

ストーリー展開は、先を知りたくなる感じだけれど、気になって仕方ないというわけではない。

 

ということは、浦沢直樹先生の「モンスター」もキツいだろう。

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分厚くて重い

だって、主人公のDr. Tenmaは外科医ですからね。

全体の流れもミステリアス、言葉がややこしくなるのは容易に想像できます。

「モンスター」の半分以上は通っている美容院の蔵書(日本語)で読んだのですが、コロナ以降美容院のマンガや雑誌は封印されているので、進まない。悲しい。

 

この「モンスター」、麦家も住んでいるデュッセルドルフから始まるのですよ!

ふらりと麦が犬と散歩する近くの公園、息子が学校帰りに友達とランチする場所なんかもリアルに描写されています。

浦沢直樹作品では、マスターキートンにもデュッセルドルフが舞台の回があります。

 

では、高野苺先生作「オレンジ」はどうでしょうか。

オンラインで、麦は無料で3巻まで読みました。

そして、非常に続きが気になりました。

 

こちらの作品の肝は〈未来からの手紙〉です。

手紙に書いてある文章というのは「型通り」であることが多いので、翻訳しても分かり易いのではないか!?と期待できます。

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みんなかぁーわいぃ❤︎

期待通り、手紙の内容は分かりやすい!辞書を引かなくてもいけそう!

しかも続きが気になる作品展開なので、ページをめくる手が止まりません!!

ただ、過去と未来(現在?)を行きつ戻りつする作品ゆえ、混乱して前のページを読み直したりすることもありました。それでもなんとかドイツ語版で最終巻まで読破。

 

…マンガは、気楽に読みたいわな。

 

〈外国語の勉強に適したマンガに、ついに辿り着く〉

色々読んでみて次に試したのは、眉月じゅん先生作「恋は雨上がりのように」

こちらもオンラインの無料分を卑しくもキッチリ読んで、続きが気になっていたマンガです。

アニメにも映画にもなっていますね。

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この表紙を見ると「レモンスカッシュ」という言葉が思い浮かぶ

 

ついにきました!

コレならイケます!!

 

まず、主人公が寡黙なのでセリフが少ない

 

セリフが少ないと辞書を引く回数も減り、物語に入り込みやすい。

 

セリフは少ないのですが、絵が饒舌に登場人物たちの状況や気持ちを物語っており、全体のストーリーを理解しやすい

 

登場人物の年齢層が若者から中年まで様々なので、感情移入がし易い(読み終えてから、麦は自分が主人公が恋する相手の中年男性の視点でいたことに気づき愕然とした)。

 

そして、大文字と小文字が区別された文体で表記されている

これは出版社の方針によるものなのか、作品の特性によるものなのか、わかりません。

 

アメコミの吹き出し💬を見ると、だいたいセリフの全部が大文字で書かれています。

コッテコテの日本人の麦からすると、全部大文字だと、なんだかカクカクして読みにくいのです。

 

大文字・小文字の区別というのは、その言語の初心者🔰にとっては地味に重要です。

英語なら、大文字で始まれば固有名詞だと判別できます(Japan とかTokyo とか)。

ドイツ語なら、大文字で始まれば名詞です(ドイツ語の名詞は大文字で書き始めます)。

 

初心者には、小さなヒントも大きな助けになります。

 

 

〈外国語を学ぶための漫画の選び方〉

色々読み比べてみて、麦は今のところ、次の3つを「外国語を学ぶための漫画の条件」に選定いたしました。

 

☆続きが気になる

☆主人公が寡黙

☆大文字と小文字が区別されている

 

続きが気になれば、どんどん先を読もうという気持ちが生まれます。

 

主人公が寡黙でなければ、ページは字で埋め尽くされ、辞書と首っぴきになります。もはやマンガを読んでいるのか、辞書を読んでいるのかわかりません

主人公が寡黙な漫画って、あんまりないような気もするけど…。

 

全て大文字で書かれていても、理解はできます。でも、大文字と小文字に分けて書かれていると、パッと見た時の(脳みその中での)情報の処理がスムーズです。

情報が入りやすいので、登場人物の気持ちなどを想像する余裕が生まれます。ということは、言葉の勉強だけでなく、物語を楽しむチャンスが生まれます。

 

…とは言っても、「恋は雨上がりのように」を読んで麦が書いた単語カードは

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激しく散らかる机の上

これ位あります。

でも、読み進めるのが楽しかったので、苦ではなかった。

もちろん全部覚えたわけではないのですが、確実に語彙は(わずかながら)増えました。

 

この条件でいくと、山本祟一郎先生による「からかい上手の高木さん」あたりが次に読む候補作となります(翻訳されて、ドイツの本屋さんでも売っています)。

 

マンガでも外国語は学べます!

 

ただし、外国語は聞けて話せてナンボなので、やっぱり映画の方が手っ取り早いなぁ〜…と思うのでした。

〈羽毛〉うもう

遊びに来ていた麦両親(コテコテの大阪人)と共にオランダの街を散策し、そろそろ帰ろうか〜、と駐車場に停めた車に向かっている時でした。

 

おしゃべりな息子はその時も、次から次へと話題を変えつつ、ペラペラとしゃべり散らかしておりました。

 

どうしてそうなったのかはわかりませんが、彼は藤子・F・不二雄大先生の…多分ドラえもんの一場面を再現していました。

自分の胸の辺りをサワサワと触りながら

それでねー、その女の子が言ったんだよ。

『アタシ、こういう男のヒトが好きなの❤︎

こんな風に、ココに、こう、

羽毛が生えててっっ❤︎』

 

 

………うもう?

…(母である麦はしばらく考えた)その羽毛ってのは、胸毛、のことかな(その女の子はワイルド系が好きなのかな?)???

 

そうと気づいた麦は面白くて仕方がなくなって、笑いながらアメリカ育ちの夫に向かって

ちょっと今の聞いた?

(胸のあたりをサワサワしながら)

うもう!羽毛やって!!🤣

と言いました。

 

すると夫は

アハハハ〜!うもうか!!😆

羽毛って、どこの毛やっけ?

と、言いました。

 

全てを聞いていた麦母が間髪を入れず

トドメやな。

と言いました。

うれしそうでした。

 

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たまごによく付いてくる

 

羽毛は、鳥の毛です。

〈自家製きゅうりのQちゃん〉外国暮らしは、作りがち

外国暮らしあるあるだと思うのですが、色々な食べ物…懐かしき故郷の味を作りがちです。

 

味噌や納豆(!)をお作りの丁寧な暮らし系の方々から、びっくりドンキーや吉野家的な物をお作りのチェーン店恋しい系の方々(麦はこっち)まで、とにかく色々作りがちであります。

 

ある日突然、麦はきゅうりのキューちゃんが食べたくなりました。(以下Qちゃん)

 

きゅうりのQちゃんのことを考えると、頭の中がきゅうりのQちゃんでいっぱいになって、もうきゅうりのQちゃん以外のことはどうでもよくなってしまうほどでした。

 

インターネットでたいがいのことは調べられる今日ですから、麦は

 

きゅうりのQちゃん 自家製 

とか

きゅうりのQちゃん 再現

とかをスマホに打ち込みまして、検索いたしました。

 

レシピがいくつも出て来ましたので、その中から

☆自分の中のQちゃん

☆味が良さそう

などの条件に合致するものを選びました。

 

そして、だいたいその通りに作ってみました。

 

ドイツのきゅうりはデカい(夏の畑で育ち過ぎたおばけきゅうりみたい)のでちょっとアレですが

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まぁ、色的には、麦がイメージするQちゃんに似ているような気がします。

直径4cm。

 

お味はどうだったかといいますと、コレがとても美味しかった

とても美味しかったので、立て続けに2回作りました。

 

自家製きゅうりのQちゃんは一晩寝かせるのですが、次の朝は

そうだ!今朝はQちゃんが食べられるんだ!!

と、とても幸せな気持ちでベッドから出ることができました。

 

自家製Qちゃんは、家族にも好評でした。

そうなると、本物のQちゃんとの違いが気になってきました。

 

本物のQちゃんを食べたのは、おそらく5年以上前です。そもそもそんなにQちゃん食べませんから。

 

というわけで、早速本物のQちゃんを買って来ました!

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KYU-CHAN

 

輸出用のQちゃんがあるのですね!

お値段も2ユーロ15セントと、そこまで高くありません。

うちから程近いアジア系スーパーで売られています。

 

…最初っから買って来いって?

まぁ良いではないか。

 

Qちゃんの袋の裏側には、食べ方のアドバイスも。

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サンドイッチ…

 

それはどうなの?という感じですが、東海漬物さんの海外マーケティング部?の精鋭の方々が「コレで良し!」としたのでしょうから、きっとそれで良いのです。

 

せっかくなので、本物のQちゃんと自家製Qちゃんを並べてみました。

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ベートーベンの髪の生え際辺りが本物のQちゃん、その上が自家製Qちゃんです。

並べるQちゃんの量をケチったので、ベートーベンの皿を選んだ意味がない。

 

本物のQちゃんは、よく縮んでいます。この縮みが、あのパリポリとした素敵な食感を生み出すのですね!自家製Qちゃん作りを通じて学びました。

お味の方はといいますと、キリッと程良くしょっぱい。間違いなくご飯が進むお味です。

つまり、Qちゃんの味です。

輸出用の食べ物には日本と同じ材料が使えないことが多々あるので、輸出用Qちゃんが日本のQちゃんと同じ味なのか、麦には判断できませんでした。

 

一方、ドイツ式自家製Qちゃんは、とにかくデカい。実の部分が大きいので、良く言えばみずみずしく、悪意を持って言えば、水っぽい。最初に塩で水抜きをしているので、違和感を感じるほどではありません。

醤油と恐ろしく多量の砂糖、少量の酢をベースに味付けされているので、添加物なしの優しいお味であります。調理に改良の余地ありですが、そこそこパリポリしております。

漬物と煮物のあいだ、といったところでしょうか。

冷静と情熱のあいだ、みたいでしょ。

自家製Qちゃんは、ちょっと煮るのです。

そこに加えるスパイス…生姜や唐辛子などの量を調節して、お好みの味に寄せていくこともできます。

 

麦が作ったレシピでは、一回につき醤油を100ml使います。

外国では醤油も高いので、おとなしく本物のQちゃんを買って来た方が安上がりかもしれませんね。

 

それでも作ってみたかったのだ。

まぁ良いではないか。