〈マヨルカ島バルデモーサ〉ショパンとサンドが逃避行した美しい町には、洒落た店多し
音楽家ショパンと、その恋人で男装の麗人、作家のジョルジュ・サンド…
彼らの逃避行先として有名なのが、マヨルカ島の町、バルデモーサです。
サンドは子連れであったらしく、旅と病んだ肺の療養を兼ねていたショパンは、ここでますます弱ったらしいです。
バルデモーサは、とても美しい。
おしゃれなお店も多い。
マヨルカ行ったら、バルデモーサ行ったほうがいい。
ビーチリゾートなイメージのマヨルカ島ですが、バルデモーサは山っぽい所にあります。
坂のある町って、魅力的。
中心地であるパルマからも、バスがたくさん出ているようです。
バルデモーサには、午前中に行くことを強くオススメします。
午後になると、大きくない町が観光客でごった返します。
〈ショパンのピアノと部屋〉
入口
カルトゥハ修道院の僧房が、1835年に貸別荘として貸し出されており(地球の歩き方にそう書いてある)、ショパン達が借りていたらしい2部屋が展示室になっています。
カルトゥハ修道院+向かいの王宮かなんかの見学チケット(ショパン含む)とショパンのみのチケットは違うようです。
これはショパン専用入口です。
うちはショパンだけでよろしかったので、こちらから。
息子は一時作曲家たちの伝記漫画を読むのにハマっていました。
同じ人物の話を出版社違いで何冊も読むという念の入れようで、全く気味が悪い。
最近は読んでいる姿を見ませんが、何回も何回も読んだので内容をすっかり覚えています。
英単語も覚えてくれへんかな。
〈中はこんな感じ〉
こぢんまりとしながらも、楽譜や手紙も充実のツボを押さえた展示です。
麦がささやかで無知な疑問を口にすると、息子の的確でいて人(麦)を小馬鹿にしたような解説が入ります。
ショパンが愛したプレイエル社のピアノです。
ここに運び込むまでに、苦労して交渉などをしたのは、サンドだったとか。
プレイエルのピアノとプレイエル社の手紙
作曲家の手に自分の手を合わせる、お決まりのやつ。
ガラスケースに入っています。
パリのショパン記念室みたいな所(すごく狭い)では、ケースの中に入っていなくて、直に手を重ねていたような気がします。
ショパンの手
サンドの顔をじっと見て、そんなに美人じゃないね。と言った息子。
漫画では美化されていたのでしょうね。
ジョルジュ・サンドの肖像
ショパンは面喰いじゃなかったんやなー!と麦が言うと、息子は澄ました顔で
サンドをショパンに紹介したのはリストだよ、そんなことも知らないの
と教えてくれました。
へぇー、知らんかった。腹の立つ言い方!
お庭も大変美しかったです。
高台のテラスのようになっており、そこから眺める景色がまた素晴らしい。
〈美しい町並みにお洒落なお店〉
ショパンがアフリカを感じると言ったらしい、独特な美しさを持つ町並みを、ブラブラと歩いて見てまわるだけでも楽しいのですが…
どうも物欲を刺激する、かわいい洋服屋さんがあちこちで目に入ります。
↑麦はショパンの部屋の向かい側にあったこのお店で、物欲に抗うことを諦めました。
かわいいものがたくさんあったのです。
お値段も程良い。
かわいいなぁ!と思った服は、どちらも店頭ですでに壊れておりました。
値引きしてくれるというので、自分で修理できそうだしおトクだわヨネとレジに持っていくと、10%しか引いてくれなかった。
我々は映えない
こんな映える小道もありますよ❤︎