麦のおもらし

ドイツで細々と生きるズボラ主婦がもらす、インテリアや収納やなんやかんや

〈車でパリへ行く〉郊外に宿泊、市内へは電車。がドイツ流?〜宿泊におすすめの街〜

パリって、特別な場所です。

マカロンです。

車で辿り着ける気がしない。麦にとってはそういう場所です。

 

実際には、麦宅から陸続きに約500㎞の距離ですので、辿り着けるに決まっています

休憩も入れて、6時間ほどでしょうか。

 

〈パリ市街地の運転はきつい〉

パリのオペラ座辺りの交通事情を思い浮かべてください。

渋谷のスクランブル交差点でもいいし、梅田の阪急とJRの間の辺りでもいいです。

 

できるだけ車で通りたくない。

 

車は多い、人は赤信号になっても道をぞろぞろと横断、車線は入り乱れ…カオスです。

慣れていないときつい。

 

パリ中心部の移動なら、麦家は地下鉄よりもバスを好みます。

地下鉄は観光客でごった返していますし、景色が見えません。ヤバい人もたくさんいらっしゃる。

犬のおはなさんをカバンに入れて運んでいる麦家は、相当な頻度でそういう人に絡まれます。

愛想笑いで顔が引きつります。

 

バスはだいたい空いていますし、車窓から観光することもできます。

バスの前の方の席に座っていると気づくのですが、混雑した道を車線入り乱れて走行している時に、当たり屋みたいな人がしょっちゅう飛び出して来ます。

 

バスの運転手さん方はすっかり慣れておられるようで、表情ひとつ動かさず、ヒタッと停車します。

当たり屋みたいな人たちは、ニタッと笑って立ち去ります。

 

そんなのを目の当たりにして、わざわざ自ら運転してパリ市街地に挑む気にはなれません。

しない方がいい。運転するのは夫だけれども。

 

パリと同じヨーロッパに住むドイツ人もそう思うようです。

では、彼らはどうするのか。

 

車でパリ郊外まで行き、そこに宿泊。

車は宿泊地に置いておき、パリ市街地へは電車で移動。

 

という行動パターンをとるようです。

車だと自由に動ける上に安上がりですし、犬も連れて行きやすい(犬と行動する人多し)ですね。

 

麦家もそのパターンで行こう!と、この夏は車でパリに参りました。

 

〈パリに行くには高速代がかかる〉

ドイツに住んでいると、高速道路で通行料を払うという常識を忘れがちです(少なくとも麦家は忘れていた…ドイツはタダです)。

 

車でベルギーを越え、フランスに入ります。

 

ベルギーでは牛だらけの景色を見て

あ〜、ベルギーって感じ!

 

フランスに入ると

やっぱフランスの景色はちょっと違うよなっ!

木がドイツと比べて丸いよなっっ!!

なんか明るいし、緑が淡いよなっっっ!!!

 

思い込みかもしれないことを、テンション高く語り合います。

 

もちろんオランダを経由する場合は

あ、風車!

が加わります。

 

フランスに入ってしばらくすると、なんだか懐かしい物が見えてきました。

…もしかして、料金所??

テンション低く、車内がざわめきます(3人だけど)。

 

知ってた…?(麦)

知らん…(夫)

知らないよね…(息子)

 

どういう仕組みになっているのかわからない

わからないという状況は、パニックを呼びます。

しかし、そこは幸か不幸か高速道路なので、止まらずに進むしかありません。

 

結局、仕組みは同じでした(そりゃそうか)。

券が出てきたら券を取り、金を払えと言われたら表示された金額を払う。

 

ほとんどがカード専用レーンで、現金で支払えるレーンは少ないです。

上方の看板の表示にご注意を。

カード払いなら、差し込むだけで終了です。

 

何回か料金所が登場します。

デュッセルドルフから、片道合計€25.40でした。

 

〈郊外で宿泊するのにおすすめの街〉

今回麦家が宿泊したのは

SAINT-GERMAIN-EN-LAYE という街。サン・ジェルマン・アン・レーと読むそうです。

 

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駅前から素敵

 

大きな大きな都会の郊外には、これまたたくさんの街があります。

郊外の街の中には、一瞬で

シマッタ…!

と、足を踏み入れたことを後悔するような、治安が悪そうな街もあります。

やたら落書きだらけ、やたら割れた窓だらけ、路上にはただつっ立っているだけの人がやたらいる、みたいな。

 

常に周囲をキョロキョロと見廻し、カバンのヒモを握りしめ、舐められないように反りくり返るほど背筋を伸ばして駅からホテルまでの道を急ぐ…

それは避けたい

 

その点、SAINT-GERMAIN-EN-LAYE は良いです。

街はキレイですし、あまり怖い思いもしません。

この街を見て回るだけでも楽しめる、素敵な所です。お店もたくさん。

日曜には、広場でマルシェもやっています。

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支度中

 

広場の近くには、かぁわいいおみやげ屋さんもあります。
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かわいいなぁ❤︎

 

音楽家ドビュッシーが生まれた場所でもあり、記念館があります。

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作曲家の家めぐりを趣味とする息子のために、麦家はこの街に来たことがあったのでした。

最近と2年前の写真が混ざっております。

 

街の様子も分かっているし、前回ウロウロしたので土地勘も少しならある。

そういうわけで、SAINT-GERMAIN-EN-LAYE に宿泊しました。

 

泊まってみて、ますますSAINT-GERMAIN-EN-LAYE ええなぁ❤︎と思いました。

SAINT-GERMAIN-EN-LAYE 、おすすめです❤︎

 

〈SAINT-GERMAIN-EN-LAYE からパリ市街地への行き方〉

パリ市街地、例えば凱旋門までは、電車一本で行けます。乗り換えなし。ラクです。

30分ほどかかりますが、SAINT-GERMAIN-EN-LAYE は終点なので、始発で座って行くことが出来ます。ラクです。

 

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RER(高速郊外鉄道)のA1線、中心からの距離で分けられているゾーンは4です。

 

麦は景色を眺めながらぽけーと電車に乗っているのが好きなので気になりませんが、移動に30分もかけられるか💢という方は、ゾーン2か3に宿泊された方がよろしいかもしれません。

 

車で行って、パリ郊外に泊まる

この方法は、麦家にはとても良かったです。

運転するのは、夫だけれども。