〈ストウブで炊飯〉不精者でも続けられる、ストウブでごはんを炊く方法 〜おすすめの米〜
炊飯器がありません。
しかし、主食は米飯です。
コーヒーメーカーがありません。
しかし、たくさんコーヒーを飲みます。
〈炊飯器とコーヒーメーカーを手放す…暮らしは不便になったのか?〉
ドイツに来る時に、それまで使用していた(麦にとっては高級)炊飯器は、実家に送りました。
その炊飯器をそのままドイツで使おうとすると、炊飯器と同じくらいの大きさの変圧器が必要になりそうだったからです。
熱を出す電化製品の変圧器はデカい。
麦は掃除が苦手ですので、炊飯器にもホコリを溜めます。
不潔極まりない。
その隣に、飯を炊くこともできないくせに大きな顔をした変圧器があったなら…
そろそろ麦家は全員、体調を崩します。
麦は、(麦にしては高級でカッコいい)炊飯器を毎日使用しつつも、炊飯器のない生活に憧れていました。
コレがなければ、どんなにスッキリするだろう。
ついでにコーヒーメーカーも使用していました。
麦はコーヒーをたくさん飲みます。
おいしいのがいいです。
デロンギの全自動のカッコいいやつを所有していました。豆から挽けるやつです。
毎日数回利用していました。なかなかの頻度です。
それでもやはり、コレがなければスッキリするよなー、と思っていました。
引っ越しというのはライフスタイルを変えるチャンスです。
とりあえずどちらもナシでやってみようとドイツ生活を始め、ナシのまま2年が過ぎました。
飯はストウブ鍋で炊き、コーヒーは豆を手で挽いて淹れます。
どちらも必要な道具が少なく、使わない時は全部仕舞うことができます。
コーヒーは、一回に一杯しか淹れないので、全く不便ではありませんでした。
お湯を沸かす間に(ポットもない)ごーりごーりと豆を挽き、小鍋でハンドドリップです。
カスをすぐに捨てられるように、紙のフィルターを使用。
エコではないけれど、今の麦は脱・不潔の方を優先させていただいております。申し訳ない。
炊飯器は、やはりあると便利だなーと思うことがあります。
しかし麦家の人間は3人しかおらず、飯をたっぷり食らうのは息子だけです。
なので、炊飯器なしでも全然大丈夫でした。
というわけで結局、どちらもなしのまま快適に生活しております。
何より、ホコリが溜まらなくなりました!
〈不精者でも続く!ストウブで炊飯の手順〉
さて、炊飯しましょう。5合炊きます。
ご飯の一粒にまで生命を吹き込みたい方には耐え難い方法かもしれません。
恥を忍んでご紹介するのは、不精者(麦)でもストウブ炊飯を続けられる、堕落した炊飯手順です。
①道具を準備します
米(欧州産こしひかり・ゆめにしき)
軽量カップ(がないので200mlのコップ)
ザル
ストウブ鍋(ラウンド・24)
タイマー(写真に写っていない)
②気持ち研ぎます
コップの8分目くらい(が1合でしょう?)まで米を入れ、ザルに入れます。
5回繰り返します。
何回入れたか分からなくなるので、途中で話しかけられても無視します。
シンクで、ザルの米に水をかけながら、米全体を5回ほどぐーるぐーるじゃーじゃーとかき混ぜます。
研ぐの終わり。
軽くトントンして水を切り、米が白っぽくなるまで放っておきます。
放っておいたら忘れるので、思い出した頃にはいい感じで白っぽくなっています。
季節によって違いますが、15〜30分位でしょうか。
お急ぎなら待たなくても大丈夫です。
大勢に影響はありません。
研いで直ぐに炊く場合、次の手順で水加減をほんの少し減らします。
③浸水
ザルの米を鍋に入れ、分量の水を入れます。
基本は、米1合に対して水200mlです。
ストウブで炊飯する場合、基本に忠実に行くとおこげが発生し過ぎる場合があります。
おこげはおいしいですが、行き過ぎはよろしくありません。
麦はコップに5杯と半分の水を入れます。
小蝿が入らないようにフタを閉めて、30分程浸水させます。もっと長くても大丈夫。
この30分は、待った方が美味しく炊けます。
炊飯器ならスイッチを入れれば浸水から始めてくれますが、ストウブにスイッチはありません。
それでも待てないとおっしゃるのならば、次の手順で中火の加熱時間を2〜3分長くします。
④炊く、蒸らす
やっと炊きます。
待つという作業が必要なのが、ストウブ炊飯の弱点でしょうか。
強火8分
中火12分
蒸らし15分
が基準のようです。
麦家では
8で8分、5で12分、蒸らし16分
と覚えています。
蒸らしを1分長くすると、鍋にひっつくご飯が減るからです。
8や5というのは、IHの火加減ですね。
9の上のPが最強の10段階です。
強火で加熱していると鍋の中がゴブゴブ言い出します。ゴブゴブがしっかり聞こえると、中火にするサインです。
加熱が終わると、余熱で火が通りすぎないように、熱源から鍋を移動させて蒸らします。
炊けた!
不精な作業でも、美味しいご飯が炊けたしるし・カニ穴やおねばも確認できます!
ぴっかり、つやつや!!
すぐに食べない分は、小分けにして即冷凍庫へ。
〈鍋・米・コーヒー道具〉
なぜ麦家が炊飯にストウブ鍋を使用しているかというと、ストウブでご飯を炊いたら美味しいって聞いたからです。
単純です。
ストウブ鍋なら、もちろんお料理にも使えます。
見た目も良い。
単純です。
お米は、ヨーロッパ産こしひかりのゆめにしきを食べています。
デュッセルドルフでは、日本産のお米も簡単に買うことができます。
しかし、高いです。
昔見たニュースで、とても印象に残っているものがあります。
米の産地偽装か何かをした、米会社の社長が逮捕されたのでした。
その女社長が放った
貧乏人にコメの味なんて分かんないのよ
という一言に、麦は衝撃を受けました。
ホンマやっっ!
と思ったのです。子どもだった麦は、米なんて全部同じだと思っていたのです。
でも今は大丈夫。
産地偽装は見破れないかもしれませんが、米が美味しいかどうかは解ります。多分。
ゆめにしきは美味しいし、主食として食べ続けることができる価格(最重要事項!)です。
イタリアで、こだわって作られているお米のようです。
レストランで使われているのも、よく見かけます。
ドイツのアマゾンで、5キロ€23.98(送料込み)で売っています…日本で普通にお米を買うよりは少し高いけれど、まぁ、許容範囲でしょう。
わざわざ、パンではなく、飯を食おうというのですから。
コーヒー道具はコレです。
缶の中には、スーパーで買ったコーヒー豆が入っています。
こだわりは、紙フィルターをのせるフィルター?は陶器の物を選んでいることくらいです。
プラスチック臭を避けるためです。
道具やお米は、コンロのすぐ近くに収納されています。
全て中に仕舞える…麦にとって、これほどウットリすることはありません🤤