麦のおもらし

ドイツで細々と生きるズボラ主婦がもらす、インテリアや収納やなんやかんや

〈ドイツはデュッセルドルフでの新型コロナあれこれ〉新コロ騒ぎで増えた語彙と、ジワジワくる領事館からのお知らせ

我々が住むデュッセルドルフは、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州にあります。

先週くらいから、新型コロナ感染者が一気に増えています。

 

ノルトライン=ヴェストファーレン州の新コロ認定者は、100人を超えました。

ニュースをチェックするたびに、増えています。

 

報道では、「ドイツでは死者は出ていないから大丈夫、パニックするな」みたいなことを言っています。

「ヨーロッパ人はアジア人と違って新コロウィルスに強いから大丈夫」という説がまかり通っています。

 

ソレ地味に腹立つ( ´∀`)

 

学校は、今のところ平常通りです。

学校に感染者が出ると、休校になるようです。

息子の学校では、ハンドサニタイザーを持って来ている子どもが多く、みんなでぬりぬりしているそうです。

 

でもその、今持って来ているハンドサニタイザーがなくなれば…次はもう、ないでしょう。

(しかもそのハンドサニタイザー、家に眠ってた古いヤツで、よく見ると濁ってるんじゃないだろうか)

消毒系石鹸、消毒系商品の棚はスッカラカン。

いつ戻ってくるんだろ。

 

〈ハムスター買い🐹〉

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お尻が拭けなくなることに対する恐れは、万国共通のようですね。

これはスーパーの中の、トイレットペーパーの棚です(2020.3.3)。

 

若干売れ残っているのは、高いやつです。

めっちゃソフト、めちゃ丈夫、5枚重ね!!!

みたいなやつ。

ティッシュ類をやたらと重ねるドイツ。

トイレットペーパー5枚重ねも普通に売っていますが、どんだけ滴る(したたる)ねん!と思わずにはいられません(キタナイ)。

 

ティッシュも3〜4枚ほど重なります(2枚重ねもありますが勢力弱し)。

これは良いのです。だって1枚のティッシュを何回も使うのだから(ポケットに入れておいたりする)。

夫はこの風習は絶対に受け入れられないそうです。

鼻をかんだティッシュはすぐに捨てるべきだと考えているのです。

息子と麦は、すっかりこの風習に馴染んでおります。日本のティッシュはペラペラすぎて心許ないし、一回使っただけで捨てるなんてもったいない!!と思っています。

ポケットに入れて何回も使うので、そのままウッカリ洗濯してしまうことがあります。

そんな時のために、「洗濯してもボロボロにならないティッシュ」も売っています(ちょっと高い)。

 

ずいぶん話がそれました。

先週くらいから上の写真のような状態になって来て、買いだめが話題になり始めました。

 

そのときに

ハムスターみたいに買い漁って

ハムスターみたいに溜め込んで

ハムスター買いしまくって

というように、やたらハムスターハムスターとハムスターを連呼しているのが聞こえてくるのです。

 

しばらくドイツに住んでいるにも関わらずドイツ語初心者レベルの麦は、

ハムスターって🐹 なごむ(*´꒳`*)

なんて思っていたのですが、

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ちゃんと辞書にも載っていました。

ハムスターを動詞として、「買い溜めをする」という意味で使っている!!

ハムスターン😆

 

そういえば、高圧洗浄機で有名なケルヒャー

↑コレ

ケルヒャーンでケルヒャーする、という動詞になる。

 

夫に「ハムスター買いってかわいいよね(*´꒳`*)」と言ったら、「リスではあかんのか」と返ってきました。

リスはEichhörnchen (辞書のカタカナではアイヒヘルンヒェン)とちょっと長めなので、適さないのかもしれない。

 

とにかく。

この新コロ騒動で、麦は買いだめに関する語彙を増やすことができました🐹

 

〈デュッセルドルフ日本国総領事館からのお知らせ〉

登録しておくと、何かあったとき、何か起こりそうなときには領事メールを受け取ることができます。

とてもありがたい。

 

そして今回の新コロ騒動に関しては、特設HPを開設してくださいました。

なんともありがたい。

 

☆もしかしてワタシ感染した!?と思った時や、アナタ感染してます。と言われた時にどうするのか

☆現在の感染者数

☆感染者が出ている地域

☆感染が広がっている地域(日本も)からの入国について

 

など、色々なことが書いてあるのです。

ほんまにありがたい。

 

そこで繰り返し出てくるのが

各自で情報収集に努めてください

ということ。

 

最高に親切でやさしくて仕事が速く、サービスなんて概念からは程遠いドイツで自分でも気づかないうちに疲れ果てていた日本人たちが一歩踏み込むと、温かい笑顔と心に染み渡る言葉で包んでくださる、ちょっと油断すると泣いちゃう素晴らしい場所、総領事館(長い上にものすごく個人的な想い…ちなみに2回しか行ったことない)。

 

言いっぱなしなんてこと、なさいません。

情報収集に活用すべきサイトもきちんと紹介してくださっております。

 

その紹介の文言に、麦はウケたのでした。

↓以下、特設HPより一部抜粋

 

状況は刻一刻と変化していますので、以下のような比較的信頼できるメディア(ドイツ語)などの情報を参考に情報収集に努めてください

 

 

以下のような比較的信頼できるメディア(ドイツ語)などの情報

 

比較的信頼できるメディア

 

比較的…(о´∀`о)

 

常に様々な情報を集めておられるであろう総領事館の、日頃のご苦労がにじみ出ているのか。

ちょいちょいガセを発信するメディアにチクリと言いたいのか。

はたまた〈比較的信頼できるメディア〉がガセ情報を出した時に、自分(領事館)の身を守るための保険か。

領事館がこういう時に使う決まり文句なのか。

 

まぁ何でもいいのですが、この比較的の一言は、真面目な特設HPの中でキラリと光って見えました✨

 

比較的信頼できるメディアとして紹介されていたのは、

西ドイツ放送ニュースサイト https://www1.wdr.de/nachrichten/index.html

ライニッシェ・ポスト紙オンライン版  https://rp-online.de/

の2つです。

 

麦はライニッシェ・ポスト オンラインを見ています。

 

 

日本にいたら、息子はもうすぐ卒業式を迎えるはずでした。

息子が通っていた小学校も休校になっています。

先生方が、なんとか卒業式だけでも!と奮闘されているそうです。

 

日本はすでにすっかり大変。

パニックしやすいヨーロッパは今からどうなるでしょう。

 

早く落ち着くと良いですね。