麦のおもらし

ドイツで細々と生きるズボラ主婦がもらす、インテリアや収納やなんやかんや

〈子どもの英語教育☆〉ドイツに移住した子どもが英語を習得することは、想像以上にハードです(T-T)

ドイツ語って難しい

そのように麦は思っております。

 

ドイツ語入門的な本を1ページ開くと、名詞には男性・女性のみならず中性まであることに嫌でも気付きます。

 

息子がドイツの現地校に通い始めて、2年半ほど経ちました。

当時息子は10歳でしたが、アルファベットも書けないといういまどきレアな子どもでありました。

 

今では、家のPCの前に陣取り、早口で汚く下品なドイツ語を叫んでおります(オンラインゲームをしている)。

 

難しいドイツ語をべらべらと喋れるのだから、学校の英語なんて余裕だろう、と麦はタカを括っていたのです。

 

夫はアメリカ育ちで英語が母国語ですし、麦はアルバイトで英語を教えていたりもしたので、ご家庭でのバックアップ体制も万全だと思っていたのです。

 

しかし。

いざ学校で本格的な英語の授業が始まってみたら。

全然アカンかった(T-T)

 

〈はじめてのえいご〉

大きく時を遡りまして、息子がまだ、ただの愛らしい幼児だったころ。

4歳くらいだったと思います。

 

うちでは夫が英語で何かごちゃごちゃ言っていたりします(主に悪態をつくときに英語になる)ので、それを聞いている息子は何か英語の言葉を覚えているのかな?と麦は知りたくなりました。

 

そこで息子に

なぁなぁ、何か英語、言ってみて?

とお願いすると、息子は満面の笑みと完璧な発音

ふぁっく(o^^o)

と言ったのでした。

 

夫は、麦に、恐ろしい顔で、睨まれたのでした。

 

〈イギリス語だった〉

時を今に戻しましょう。

 

息子がドイツに来て1年経つと、本格的な英語の授業が始まりました。

ドイツの四年制の小学校を訳のわからんまま卒業し、次の課程に進学したのです。

これまた訳のわからんまま、ギムナジウムという種類の学校(小5〜高3がいる)に通うことになりました。

 

麦が少しばかり見たところによると、ドイツの小学校にも英語の時間はあるのですが、日本の小学校の英語と同じでちーちーぱっぱな感じでした。

今となれば、日本の方が進んでいるのかも。

 

さてさて、ギムナジウムの英語の教科書を見てみますと…

なんかよくわからんのです。

 

文法的には、間違いなく中学一年生の英語レベルなのです。

 

なのに。

 

中一英語・第一章の本文が、スラスラ読めない。

 

なんで!?

 

うちの英語のエキスパート・夫に教科書を見せてみました。

 

夫:書いてあるコトは分かるで…分かる…でも、なんか気持ち悪いなぁ…うぅ〜ん…なぁ、ネットボールって何?

 

こっちが聞きたいわ。

 

仕方ないので、辞書で調べました。

netball:《英》ネットボール(7人のチームで、サッカーボールを使って行うバスケットボールに似たゲーム)

 

ネットボール知らんがな。

 

netball:《》←👁

《英》‼️‼️

 

そうか!

ドイツはヨーロッパだから、英語といえばイギリス語だったのか‼️

 

やっと気づいた麦夫妻。

 

麦:…イギリス語、わかる?

夫:分かるで…半分以上は。

 

やばい(T-T)

 

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教科書に出てくる登場人物の人間関係は、なかなか面白い

 

〈ドイツ語なまり〉

大阪の人が話す英語を聞いたことがありますか?

もしくは。

大阪出身の方々よ。自分の英語を客観的に聞いたことがありますか?

 

大阪の人が話す英語って、大阪弁だったりします。

 

イントネーションが、どうしても大阪弁になってしまうようです(不思議なことに、ほぼ問題なく通じます)。

麦はこれに気づいた時(社会人になってすぐ、会社で気づいた)、こっそり大笑いしたものでした。

ただ、麦も大阪の人なので、同じような英語を話しているのでしょう。

 

この現象は、当然どこでも起こり得る。

 

ドイツの人が話す英語は、たまにめちゃくちゃ上手な人もいますが、大抵ドイツ語なまりです。

ネイティブが話す英語より聞きやすくて、麦にはありがたかったりします。

 

ドイツの人が話す英語がドイツ語に寄って行く原因の一端を、息子を通して見たような気がしました。

 

ある日、息子は英単語のつづりを覚えておりました。

紙に単語を書きながら、何やらブツブツ言っています。

麦が聞き耳をたててみますと

 

キットヒェン、キットヒェン…

 

と呟いています。

キットヒェンて何?と紙を見てみると

 

kitchen 

 

という単語が繰り返し、書かれていました。

キッチン。

 

なーるほど。

ドイツ語で読むと、確かにそれはキットヒェンですな。

 

麦も昔、bikeをビケと覚えましたよ。

 

息子がnewをネヴ、と読んだ時は、どうしようかと思いましたが。

 

〈外国語で外国語を習う〉

現在の息子は、ドイツ語を聞いたり話したりすることはできます。

とはいえ、もちろん知らない言葉が多いし、読み書きはまだまだ発展途上です。

 

その状態で、ドイツ語で英語を学ぶ。

英語に加えて、ドイツ語でラテン語まで学んでいます。

もうわけわからん。

お気の毒。

麦がその立場じゃなくて良かった。

 

ガッツがあるというわけではなく、必修なので(ラテン語を5年生から勉強する学校は珍しい)やっているのですが、これがもう!大変です。

*ラテン語は塾に丸投げしています。ありがたいことに、学校の先生の個別サポートもあります。

 

最初のうちは、親も

 

ドイツ語で英語習うなんて大変だよねー!

授業出てるだけで偉いやんか〜❤︎

 

と思っていました。

 

しかし、英語の成績は一向に上がらないまま、ついに関係代名詞の単元まで来てしまった!

 

こりゃいかん。

関係代名詞はヤバいよ‼️

 

降って湧いたコロナ休みを利用して、息子と麦はひどい罵り合いをしながら、最初から英語のやり直しをしました。

 

やっと関係代名詞まで来ました…あと比較級で一通りおさらいできます。

 

な、なんとかここまで来た(T-T)

道は険しい…