休校中の昼食作りで疲れるお母さんたちのニュースを読んで、うしろめたくなる
ヤフーニュースを見れば世の中のことがわかり、ヤフコメが世論だと思っている麦。
ヤフコメなんかは読み物としても面白く、他人が他人の悪口を言っているのを、いつも気楽に拝読しております。
ヤフーニュースによると、日本のお母さんたちは、休校中のお昼ご飯を作るのに疲れていらっしゃるとか。
あぁ。
お母さんたちは子供たちのために、ちゃんとしたお昼ご飯を作ってらっしゃるのだなぁ。
麦は、うしろめたい気持ちになりました。
〈ベンチマーク〉
だって、昼食作りのベンチマーク(指標・基準・目標)がアレですもの。
あの素晴らしい、プロが考えたお献立と良い食材の…給食。
実際のお献立とリンクした食育付き。
お弁当でも、子どもが学校や幼稚園で食べる昼メシ≒給食の呪いにかかって、つい野菜が少ないかな、ブロッコリー入れとこ、なんてことになって、毎日冷凍ブロッコリーを入れちゃったりするわけです。
冷凍ブロッコリーは水っぽいので、おかか和えにしたりソーセージと炒めてみたりするわけですね。
〈子供が小さいほど、呪縛は大きい〉
子どもたちが小さいうちは、栄養状態が気になります。
親が与えたものを子どもたちは食べさせられるわけですので、親としては責任感じる。
そうして大きくなってきた子どもたちは、そのうちに自分で食べ物を選ぶようになります。
友達とご飯食べてくるからお金ちょうだい
チーズバーガー3個と500mlのコーラでお腹いっぱいになったよ
塩分にも添加物にも(少しは)気を配ってやってきても、結局こうなるわけです。
それは同時に、親にとっては栄養の呪縛からの解放(あきらめ)でもあります。
こんな専門学校生の話を聞いたことがあります。
お母さんがお弁当を作ってくれていたそうです。
ある日、2段のお弁当箱を開けると、1段目は全部焼きそばで2段目にびっちり白ごはんが入っていたそうです。
専門学校生は、この歳になってもまだお弁当を作ってもらってるんだから何も言わないでおこう、と思ったそうです。
後日。お弁当箱を開けると、1段目にチャーハン、2段目にもチャーハンがびっちり詰まっていたそうです。
この場合、お母さんは完全に解放されてらっしゃったのかもしれません。
〈給食がない〉
息子はドイツの現地校の6年生ですが、そもそも給食がありません(給食がある学校もある…息子も小学校のときは、申し込み制の給食を食べていました)。
朝ごはんを食べて登校し、長めの休み時間に2回目の朝ごはん(息子は毎日おにぎり)を食べます。
13:30に授業を終えて、だらだら遊んで14:30頃帰宅、その後家でお昼ご飯です。
遅く帰って来た日なんて、昼メシ終わったら夕方です。
彼の平日お昼のおうちごはんのメニューは、ほぼ毎日スパゲティー(息子は辛党アラビアータ)です。
これでも、麦は胸を張って生きております。
ソースはリコピンたっぷりのトマト、これにチーズをたっぷりかけて食べるのだから、野菜とタンパク質ですよ。
それに、温かいではないですか!スパは!!
ドイツでは、温かい食事は1日に1回のはずです。
三食温かいなんて、この幸せ者!
息子は毎日アラビアータが食べたい、麦は何作ろうか悩まなくていい。
WIN-WINです。
でも毎日スパゲティーて、なんか将来白髪が多くなりそう。なんとなく。
野菜は晩にたくさん食べるとして、昼ごはんなんてそんなもんでいいわ〜と麦は思っております。
なので、ヤフーニュースでお疲れのお母さん方の話を読んで、うしろめたくなったわけです。
〈どっちにする〉
ここデュッセルドルフも、まだまだ絶賛休校中です。
ある日のお昼、麦は息子に聞きました。
マルちゃん正麺と日清焼そば、どっちにする?
息子が答えました。
…今日はどっちの気分でもないな。
麦は言いました。
はぁ(ため息)。
じゃあ君は一体何を食べると言うのだね?
こんなだから、うしろめたく感じるのでしょうね。
うまいかおいしいか、どっちだ?のジャイアンレストランのようです。
その日も結局、アラビアータでした。
麦が愛してやまない即席麺たち。
日本製は高級品ですが、右の日清焼そばだけはハンガリー製です。
そこら辺のスーパーで70セント位で買えます☆