〈子どものスマホはいつから?〉ドイツで周りを見てみたら…
〈日本とドイツの、子どものスマホ使用率📱〉
出ました。
親の頭を悩ませる、子どものスマホデビューのお話。
日本とドイツでは、違いがあるのでしょうか❓
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が2018年4月に、日本の中高生のスマホの使用率を調査したところ…
中1:71.1%
高1:94.4%
だったそうです。
高いと見るか、低いと見るか。
一方、麦研究所(リサーチ範囲は、5年生の息子と息子のクラスメイトのみ)の調査によると、
5年生:100%
となりました(ドイツの現地校)。
高い。
地域的なものもあるのかもしれませんが…高い。
ドイツでは、中学生になるタイミングが日本と違い、5年生からは中学生という感じ。
そんな事情も関係しているかもしれません。
小学生の頃はガラケーの子もたくさん見かけましたし、息子もガラケーでした。
うちの息子にスマホを持たせたら、自分をコントロール出来ない彼が発狂することは目に見えていたからです。
でも、1人で電車に乗って小学校に通っていたので、携帯電話は持っていて欲しい。
散々スマホをおねだりされても、粛々とガラケーを買って渡しました。
〈日本での息子とケータイ〉
息子が通っていたのは公立の小学校でしたが、入学時に児童全員にキッズケータイが貸与されていました。
太っ腹!!
GPS機能と防犯ブザー、緊急通報時に対応するセンターとの通話が、無料で使用出来るようになっています。
そこに、各家庭がオプション(費用は各家庭が負担)で、通話とメール機能をつけることが出来ました。
友達みんながこのキッズケータイを使っていたので、息子はスマホへの渇望を抑えやすかったのだと思います。
親も言い訳しやすかったのだと思います。
息子が日本で過ごした小4までは、このキッズケータイだけでイケました。
〈両親が子どものスマホ要求に屈する時〉
日本では支給されたキッズケータイを使い、ドイツの小学校にはガラケーを携えて通った息子。
しかし、やはりその日はやって来ました。
5年生になり、中高一貫校の入学式に参加した日。
帰り道で、息子が言いました。
もぅ…ダメだ。
先生が言ったよ。
今から学校での、アイフォーンを使うルールを説明しまーす!って…
ガラケー、対象外ダッタヨ…
うぅぅ。先生よ、何言っちゃってくれてるんや。
新しいクラスメイトは、どのくらいスマホを持っていたのか息子に聞くと、
みんな持ってたよ。
オレ、ガラケー出して番号交換する気にもならないよ。
と言います。
うぅぅ。子どもが言う「みんな持ってる」ほど当てにならないものはないですが、コレは流れがマズイ…でも息子にスマホを買うのはイヤだ…
このヤパーナー(日本人男子)、ガラケーだぜ!ww
って、オレまたイジメられるかもね。
うぅぅぅぅ。
キラーワード、イジメられるが出ました。
小学校で散々いじめられ、辛酸をなめつくした息子。
親は強く出たいところですが、夫と麦はここら辺で屈しました。
息子は、入学式の帰り道にスマホをゲットしました。
良いケースを選びやがる
先生はアイフォーンと言ったようですが、
実際にはもちろんザムゾン(サムスンをドイツ語読みしている)も結構多いよ!
と息子は言います。
〈授業でもスマホを使う〉
めでたくスマホをゲットした息子。
息子とスマホの付き合いに頭を悩ませる両親。
しかし、どうやらスマホを持たないという選択は、あまり現実的ではないという事が判明します。
授業中に、教材のアプリをダウンロードしてーって言われた。
とか、
あの授業では、このアプリを使って勉強するんだよ!
とか。
一応、
スマホがない人〜?
と、アプリのダウンロードを指示する時点で先生が聞くようなのですが……ねぇ。
〈息子のチャット〉
スマホを持つと始まるのが、友達とのやり取り。
ドイツでは、LINEではなく、WhatsAppが主流です。
LINEもWhatsAppも、同じようなもんです。
息子も友達と、WhatsAppでやり取りしています。
スマホをゲットして何日か経ったある日、
家で息子が言いました。
オレ、今チャットしてるから、見ないでね。
麦は、へぇ〜そんなこと言うなんて、大きくなったなぁ、と思い、
大丈夫、見ない見ない♫
と答えました。
でも、ふと疑問に思いました。
息子はドイツ語を話すけれど、まだあまり書けないはず。
どうやってチャットしてるんだろ…?
息子を観察していると、
あっ、返事来た!
ヴォウ、エヒト?フラーゲツァイヒェんドライマール!(うぉー、マジ?はてなマーク3個!)
音声入力⁉️🦑
見ないけど…そんな大声で…丸聞こえだよ。